院長ブログ

健康講座257 やさい・くだもの・うつ病

 みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。

 うつ病は、世界的に問題となっております。。韓国における成人のうつ病有病率は、2006年5.6%、2011年6.7%、2013年10.3%と増加が認められるようです。韓国・建国大学校は、韓国人成人のうつ病の有病率と野菜や果物の摂取との関連を調査するため、韓国の全国データを用いて検討を行ったようです。

 2014年の韓国国民健康栄養調査に参加した19歳以上の成人4,349人のデータを用いて検討を行った。うつ病の評価には、こころとからだの質問票(PHQ-9)を用いた。食物や栄養の摂取量は、24時間思い出し法を用いて評価した。食物摂取量は、18の食物グループに分類した。

 主な結果は以下のとおりでございます。。

・全対象者におけるうつ病有病率は、8.7~4.7%であり、野菜や果物の摂取量が増加するにつれ減少が認められた。
うつ病有病率は、野菜や果物の摂取量が増加するにつれ、男性で6.4%から2.5%へ、女性で11.4%から6.6%へ減少した。
・野菜や果物の摂取量とうつ病有病率との間に逆相関が認められた。
・年齢、エネルギー摂取、肥満、喫煙、飲酒、ストレス、外食の頻度、朝食、フードセキュリティーで調整した後、野菜や果物の摂取量が増加するほど、うつ病有病率が有意に低いことが示唆された。

 日々の食事は大事ですね。

原著