Cabezas C, et al. BMJ. 2021;374:n1868.
院長ブログ
2021.09.04 | お知らせ
健康講座296 介護施設での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンのチカラ!
みなさんどうもこんにちは。
小川糖尿病内科クリニックでございます。
スペイン・カタルーニャ州保健省は、前向きコホート研究の結果、介護施設の入居者、スタッフ、および医療従事者の3つにおいて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンBNT162b2(Pfizer-BioNTech製)の接種によりSARS-CoV-2感染が80~91%減少し、介護施設の入居者の入院および死亡率が最大5ヵ月にわたって大きく低下したことを明らかにしたのです。
入居者、スタッフ、医療従事者におけるBNT162b2ワクチンの有効性を調査
研究グループは、SARS-CoV-2感染に対するBNT162b2ワクチン接種と、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による入院・死亡との関連を明らかにする目的で、前向きコホート研究を行ったようです。介護施設と連携している電子カルテ、SARS-CoV-2のRT-PCR検査や抗原簡易検査の地域中央データベース、入院患者や死亡登録を用い、対象者をワクチン接種キャンペーンの開始から、SARS-CoV-2感染の確認、COVID-19による入院もしくは死亡、または研究終了日(2021年5月26日)まで追跡し、ワクチン接種とCOVID-19による入院・死亡との関連について解析しました。
結論を述べますと
原著
2回接種で感染リスク80~91%減少、入居者の入院・死亡リスク95%以上減少!!
参考にしてください。
原著