院長ブログ
2023.05.03 | お知らせ
健康講座613 リバウンドしないダイエット食
みなさんどうもこんにちは。小川糖尿病内科クリニックでございます。
リバウンドしない食事とは、ダイエットに成功しても、食事内容を戻すことで体重が元に戻ってしまうような「リバウンド」を起こさない食事のことです。そのためには、食事内容を栄養バランスの良いものにすることが必要です。特に、タンパク質と低GIの炭水化物をバランスよく摂ることが大切です。
①毎食20-30gのタンパク質 タンパク質は筋肉や骨、皮膚、髪の毛、内臓など、人間の体の構成成分の一部となっています。また、タンパク質は摂取することで満腹感を得やすく、ダイエットにも効果的です。 しかし、過剰なタンパク質の摂取は、腎臓への負担が増えるなどの健康被害もあります。そのため、食事中のタンパク質のバランスを考慮する必要があります。 以下は、毎食20-30gのタンパク質を摂ることができる、常備すべき食品の例です。 1.納豆 納豆は、1パック(約50g)あたり約8gのタンパク質が含まれます。また、ビタミンK2や大豆イソフラボンなどの栄養素も含まれ、健康にも良い食品です。 2.豆腐 豆腐は、1丁(約300g)あたり約20gのタンパク質が含まれます。また、大豆イソフラボンやカルシウム、鉄分などの栄養素も含まれています。 3.ゆで卵 ゆで卵は、1個あたり約6gのタンパク質が含まれます。また、ビタミンDやビタミンB12、葉酸などの栄養素も含まれています。 4.サラダチキン サラダチキンは、1袋(約100g)あたり約20gのタンパク質が含まれます。また、脂肪分が少なく、低カロリーな食品です。 5.ツナ缶 ツナ缶は、1缶(約80g)あたり約15gのタンパク質が含まれます。また、不飽和脂肪酸やビタミンB12、きれいな髪や健康な皮膚を保つために必要なビオチンなどの栄養素も含まれています。6.鯖缶
鯖缶は、1缶(約80g)あたり約20gのタンパク質が含まれます。また、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富で、健康にも良い食品です。
7.チーズ
チーズは、1枚(約20g)あたり約5gのタンパク質が含まれます。また、カルシウムやビタミンDなどの栄養素も含まれています。ただし、脂肪分が多いため、適量に注意が必要です。
②低GI 炭水化物
低GI(グリセミックインデックス)の炭水化物は、消化吸収がゆっくりなので、血糖値の急激な上昇を抑え、満腹感を持続させる効果があります。また、低GIの炭水化物は、食事制限中でも栄養バランスを保つために必要なエネルギー源となります。
以下は、1日1食は食べたい低GIの炭水化物の例です。
1.全粒パン
全粒パンは、小麦粉を精製せず、そのままの形で使用したパンのことです。消化吸収がゆっくりなので、GI値が低く、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、ビタミンB群や食物繊維も豊富に含まれています。
2.玄米
玄米は、糠や胚芽を残したまま加工した米のことです。GI値が低く、食物繊維やビタミンB群、ミネラルも豊富に含まれています。
3.オールブラン
オールブランは、小麦粉を使わず、小麦の胚芽や穀皮を使ったシリアルのことです。GI値が低く、食物繊維やビタミンB群、ミネラルなども豊富に含まれています。
4.オートミール
オートミールは、燕麦を粉末状にしたもので、GI値が低く、食物繊維やビタミンB群、ミネラル、タンパク質も豊富に含まれています。
5.豆類
豆類には、GI値が低く、食物繊維やたんぱく質、ビタミンB群、ミネラルが豊富に含まれています。代表的なものには、大豆、小豆、ひよこ豆、レンズ豆などがあります。
6.さつまいも
さつまいもは、GI値が低く、食物繊維やビタミンC、ベータカロテン、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。また、甘みがあるので、スイーツの代替品としても人気があります。
7.かぼちゃ
かぼちゃは、GI値が低く、食物繊維やビタミンA、カリウム、ベータカロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。また、栄養価が高い上に、おいしく食べられるので、人気があります。
以上が、1日1食は食べたいタンパク質と低GIの炭水化物の例です。健康的な食事を心がける際に、参考にしてみてください。