COVID-19 Vaccines for Moderately to Severely Immunocompromised Peope/CDC
院長ブログ
2021.08.20 | お知らせ
健康講座228 新型コロナワクチンの3回接種
みなさんどうもこんにちは。
いつもご覧頂きありがとうございます。
米国・ファイザー社は、先月、同社の新型コロナワクチンについて3回接種によりデルタ変異株に対する中和抗体価が大幅に増強される研究データを公表しました。同社は、現在推奨されている2回接種後6〜12ヵ月以内に3回目のブースター接種がを8月中にも米食品医薬品局(FDA)に対し追加接種の緊急使用許可の承認申請を行う方針のようでございます。
同社が明らかにした研究データは、ごく少人数ながら、3回目のブースター接種を受けることで、「デルタ株」への中和抗体価が2回接種と比べ、18~55歳では5倍以上、65~85歳では11倍以上に高まっていることを示したようでございます。同社では、2回接種から8ヵ月後には抗体レベルが最大値に達するため、2回目接種から6〜12ヵ月以内に3回目のブースター接種が必要になる可能性が高いと見立ててるようです。
デルタ株を巡っては、ワクチン接種が進んだ国々でも感染拡大がしばしばあるようです。米国では、今年5月にワクチン接種済みならばマスク不要としていた指針が、7月28日付で、接種済みであっても屋内のマスク着用を求める内容に再び変更されたとも云われております。一方イスラエルでは、疾患や治療により免疫系が低下した人を対象に、すでに3回目のブースター接種を開始しており、高齢者への対象拡大も検討しているようです。
同社が明らかにした研究データは、ごく少人数ながら、3回目のブースター接種を受けることで、「デルタ株」への中和抗体価が2回接種と比べ、18~55歳では5倍以上、65~85歳では11倍以上に高まっていることを示したようでございます。同社では、2回接種から8ヵ月後には抗体レベルが最大値に達するため、2回目接種から6〜12ヵ月以内に3回目のブースター接種が必要になる可能性が高いと見立ててるようです。
デルタ株を巡っては、ワクチン接種が進んだ国々でも感染拡大がしばしばあるようです。米国では、今年5月にワクチン接種済みならばマスク不要としていた指針が、7月28日付で、接種済みであっても屋内のマスク着用を求める内容に再び変更されたとも云われております。一方イスラエルでは、疾患や治療により免疫系が低下した人を対象に、すでに3回目のブースター接種を開始しており、高齢者への対象拡大も検討しているようです。
さらに、米国・疾病対策センター(CDC)は免疫不全者を対象としたCOVID-19ワクチンの追加接種(ブースター接種)の承認を受けたようです。
中等度から重度の免疫不全状態にある人はCOVID-19に感染しやすく、重症化、長期化するリスクも高いとされています。これらの人にはワクチンの追加接種が有効であり、接種を推奨する。
mRNAワクチンの2回目の接種から少なくとも28日経ってから追加接種を行うことを推奨されております。ただし、現時点では、免疫不全以外の集団に対する追加接種は推奨されていないようです。
中等度から重度の免疫不全者は成人人口の約3%を占めており、ワクチン接種後の抗体価が十分でないケースが報告されています。小規模な研究では、ワクチン接種完了後に感染するブレークスルー感染における入院患者の大多数を免疫不全者が占め、免疫不全者が家庭内の接触者にウイルスを感染させる可能性が高いことも示唆されているようです。
三回目の接種に関して、日本においてどうなるかわかりませんが、今後参考になるかもしれません。
1)Science Brief: COVID-19 Vaccines and Vaccination/CDC
2)Data and clinical considerations for additional doses in immunocompromised people/CDC
参考文献・参考