院長ブログ
2021.09.01 | お知らせ
健康講座281 青少年の超加工食品
みなさんどうもこんにちは。
小川糖尿病内科クリニックでございます。
超加工食品が身体に悪いというのは、何度もお伝えしてきました。くどいかもしれませんが、超加工食品の摂取量が多いほど、心臓の健康状態の重要な指標が悪化するという研究がまた発表されました。
超加工食品という言葉は、10年ほど前から栄養学の専門家の間で使用されるようになったようです。その定義は、「主成分が食品から抽出された成分や食品由来の成分で作られ、加工されていない状態の食品そのものをほとんど含まないスナック類や飲料、調理済みの食品をはじめとするさまざまな食品」とされているようです。具体例を挙げると、ポテトチップスやクッキー、キャンディー、ソフトドリンク、温めるだけで食べられるピザやインスタントスープ、ホットドッグ、チキンナゲットなどであります。
超加工食品の多くは、糖分や塩分、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸を多く含み、カロリー密度(食品1g当たりのカロリー)が高く、食物繊維や微量栄養素は少ないです。塩分が多い食事は高血圧に関連し、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取は心疾患リスクの上昇に関連するのです。
米国の成人では1日に摂取するカロリーの半分以上を超加工食品由来のカロリーが占めており、超加工食品の摂取量の多さが心血管の健康状態に関連していたとする研究も報告されております。
今回の研究では、全米で実施された大規模調査に参加した12~19歳の男女4,532人を対象に、食事内容と心血管の健康状態について検討したものです。心血管の健康状態は、AHAが提唱する“Life’s Simple 7”の7つの項目(体重、血圧、血糖、脂質、喫煙、身体活動、食事)に基づき評価しました。
その結果、青少年の超加工食品の摂取量は成人よりも多く、1日当たりの摂取カロリーのうち超加工食品由来のカロリーが占める割合は、成人の約55%に対して青少年では約66%であったのでございます。また、超加工食品の摂取は、青少年の心血管の健康状態悪化に関連しており、1日当たりの超加工食品からの摂取カロリー量が5%増加するごとに心血管の健康状態のスコア(0~12点で評価)が0.13点低下した。このことは、「青少年期に超加工食品の摂取量が多いと、長期的には心血管疾患を発症するリスクが高まる可能性を示しています。
海外の研究ではありますが、日本でも近い傾向はあると思います。若いうちから、超加工食品ばかりにならないように注意が必要ですね。
超加工食品という言葉は、10年ほど前から栄養学の専門家の間で使用されるようになったようです。その定義は、「主成分が食品から抽出された成分や食品由来の成分で作られ、加工されていない状態の食品そのものをほとんど含まないスナック類や飲料、調理済みの食品をはじめとするさまざまな食品」とされているようです。具体例を挙げると、ポテトチップスやクッキー、キャンディー、ソフトドリンク、温めるだけで食べられるピザやインスタントスープ、ホットドッグ、チキンナゲットなどであります。
超加工食品の多くは、糖分や塩分、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸を多く含み、カロリー密度(食品1g当たりのカロリー)が高く、食物繊維や微量栄養素は少ないです。塩分が多い食事は高血圧に関連し、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の摂取は心疾患リスクの上昇に関連するのです。
米国の成人では1日に摂取するカロリーの半分以上を超加工食品由来のカロリーが占めており、超加工食品の摂取量の多さが心血管の健康状態に関連していたとする研究も報告されております。
今回の研究では、全米で実施された大規模調査に参加した12~19歳の男女4,532人を対象に、食事内容と心血管の健康状態について検討したものです。心血管の健康状態は、AHAが提唱する“Life’s Simple 7”の7つの項目(体重、血圧、血糖、脂質、喫煙、身体活動、食事)に基づき評価しました。
その結果、青少年の超加工食品の摂取量は成人よりも多く、1日当たりの摂取カロリーのうち超加工食品由来のカロリーが占める割合は、成人の約55%に対して青少年では約66%であったのでございます。また、超加工食品の摂取は、青少年の心血管の健康状態悪化に関連しており、1日当たりの超加工食品からの摂取カロリー量が5%増加するごとに心血管の健康状態のスコア(0~12点で評価)が0.13点低下した。このことは、「青少年期に超加工食品の摂取量が多いと、長期的には心血管疾患を発症するリスクが高まる可能性を示しています。
海外の研究ではありますが、日本でも近い傾向はあると思います。若いうちから、超加工食品ばかりにならないように注意が必要ですね。