院長ブログ
2023.11.14 | お知らせ
健康講座769 「糖尿病患者の若返りと健康維持をサポートする低カロリー食のすすめ」
健康講座の一環として、低カロリー食の利点についてわかりやすくお話ししましょう。
まず、低カロリー食とは、私たちが普段摂取するエネルギーの量を意識的に減らす食事方法です。しかし、ただ単に食べる量を減らせばいいわけではありません。大事なのは、カロリーを減らしつつも必要な栄養素をバランスよく摂取することです。
特に糖尿病の方にとって、血糖値をコントロールしながら、適切なカロリーを摂取することは非常に重要です。なぜなら、カロリー制限はインスリンの感受性を向上させることで、血糖値を下げる手助けをするからです。
また、筋肉は私たちの体を支える大切な組織ですが、年齢とともにその量や質が低下します。しかし、驚くべきことに、カロリーを適度に制限することで、筋肉の老化を遅らせることができるんです。これは、筋肉を作る上で重要なタンパク質を十分に摂りながらカロリー制限を行うことがポイントです。
研究によると、食事のカロリーを12%減らすだけで、これらの効果が得られるとされています。この12%という数字は、意外と小さな変化で実現できる数字です。例えば、高カロリーのお菓子を控える、食事の量を少し減らす、といった日常の小さな選択から始めることができます。
筋肉や骨を健康に保つためにも、質の良いタンパク質をしっかりとることが必須です。例えば、大豆製品や魚、肉などが良質なタンパク質源となります。これらを適切に組み合わせることで、カロリー制限をしながらも筋肉を維持し、骨を強く保つことが可能です。
最後に、健康的な低カロリー食は、糖尿病だけでなく、肥満の予防や改善、さらには長生きにも寄与するとされています。なので、私たち全員にとって、バランスの取れた食事を心がけることが、健康への第一歩となるわけです。
さて、この健康講座で、低カロリー食の大切さとその効果についてお分かりいただけたでしょうか。毎日の食事を少しずつ見直すことで、健康な体を維持し、質の良い毎日を送るための助けとなるはずです。