院長ブログ
2023.11.11 | お知らせ
健康講座766 朝ごはんの後、さっそくお散歩!血糖値に優しい時間はいつ?
こんにちは、小川糖尿病内科クリニックです。今日は、食事のタイミングと運動のタイミングについて、とても面白くてためになる話をお伝えします。
みなさん、食べた後にすぐ運動するのはどうだと思いますか?実は、食後すぐに少しの運動をすることで、血糖値をうまくコントロールすることができるのです。 ある研究では、食後すぐ、または食後30分後に運動すると、血糖値がどのように変わるのかを調べました。研究に参加した人たちは、食後に立っているだけ、歩く、または体重を使った簡単な運動(スクワットや腕立て伏せなど)をしました。そして、その結果から、食後すぐに運動することで、血糖値がより良く下がることがわかったのです。 これはとても良いニュースですね。食後に少しの運動を取り入れることで、身体にとって良い変化をもたらすことができるのです。特に、朝ごはんの後に少し歩いたり、家の中で簡単な運動をしたりすることで、1日の始まりを健康的に過ごすことができます。 そして、食後すぐに運動することの良い点は、どんな運動をするかよりも、「いつ」運動するかが大切だということです。だから、食後にちょっとした散歩をするだけでも、血糖値を良くする助けになるのです。 この素敵な発見は、「Immediate post-breakfast physical activity improves interstitial postprandial glycemia: a comparison of different activity-meal timings」というタイトルの論文で報告されています。この論文を読むと、食事と運動のタイミングについて、さらに深く理解することができます。 それでは、明日の朝ごはんの後には、少しの運動を取り入れて、健康的な1日のスタートを切りましょう!小川糖尿病内科クリニックでした。