院長ブログ
2023.11.15 | お知らせ
健康講座770 「早期発見と管理で変わる糖尿病との付き合い方」
こんにちは、皆さん。小川糖尿病内科クリニックの院長です。今回の健康講座では、糖尿病についての重要な知識と、その管理の大切さについてお伝えします。
まず、驚くべき研究結果から始めましょう。糖尿病は、若年での発症が増えており、30歳で診断されると平均で14年の余命減少につながることが分かっています。これは50歳で診断された場合にも影響し、平均6年の短縮が見られます。
しかし、絶望する必要はありません。適切な血糖管理と健康維持が、これらのリスクを大きく抑えることができるのです。実際、糖尿病の管理を良好に保ち、心筋梗塞や脳卒中などの合併症を予防することで、平均余命を大きく延ばすことが可能です。
糖尿病の増加は、不健康な食生活や運動不足、肥満の増加に起因しています。この流れを変えるためには、食事や運動など生活習慣の改善が不可欠です。
私たちのクリニックでは、糖尿病検査(HbA1c等)を通じて、糖尿病予備群の方々を早期に特定し、糖尿病の発症を遅らせるためのサポートを行っています。また、既に診断された方々には、合併症を防ぐための継続的なケアと教育を提供しています。
血管死(心臓病や脳卒中など)を避け、長い人生を楽しむために、私たちは全力でサポートします。そして忘れてはならないのは、良い血糖管理が医療費の節約にもつながるという事実です。健康な生活を送ることで、合併症を回避し、経済的な負担も軽減できます。
糖尿病は決して一人で戦う病気ではありません。私たちと一緒に、積極的に管理し、健康な毎日を取り戻しましょう。
この度の健康講座を通じて、皆様の健康維持に少しでもお役立ていただければ幸いです。ご質問やご不安があれば、いつでもご相談ください。健康な未来への一歩を、私たちと共に踏み出しましょう。