院長ブログ

健康講座757 ”あなたの健康パートナー: 小川クリニック院長と共に歩む、糖尿病管理の旅”

 

こんにちは、皆様。小川糖尿病内科クリニックの院長を務めております。今日は、超加工食品について、皆さんと共に考えていきたいと思います。食生活と健康の関係は深いものがあり、超加工食品はその中で重要なトピックとなっています。私たちの日常の食事シーンでよく目にするこれらの食品は、手軽さや美味しさから一部は生活に欠かせない存在となっています。

超加工食品とは、工場で大量生産され、多くの添加物を含む食品のことを指します。具体的には、スナック菓子や菓子パン、カップ麺、ファーストフードのアイテム、甘いデザート、加工乳製品、焼き菓子、加工肉製品、高カロリーの清涼飲料などが含まれます。これらの食品は長期の保存が可能で、手軽に食べられる一方で、高カロリーであり、糖分や飽和脂肪酸、ナトリウムの摂取過多につながることがあります。

科学的な研究によれば、超加工食品の摂取は肥満、心血管疾患、高血圧、2型糖尿病などの生活習慣病と強く関連していることが明らかにされています。また、一部の研究では超加工食品の摂取が全死因死亡率と関連していることも示されています。これらの知見から、超加工食品の摂取を減らすことが健康維持・改善には重要であると言えます。

しかし、超加工食品を完全に避けるのは現実的ではないかもしれません。だからといって、摂取を「減らす」ことは可能です。食事の計画を立て、自宅での調理に取り組むことで、食品の成分を把握し、適量を確保することができます。家庭で調理することで、市販の超加工食品と比べて、栄養価が高く、カロリーが低い食事を楽しむことができます。

また、食事の時間を確保し、バランスの良い食事をとることも大切です。新鮮な果物、野菜、全粒穀物、低脂肪の乳製品、高品質のタンパク源を摂取することで、栄養バランスを保ちつつ、満足感を得ることができます。

超加工食品の摂取を減らすことは、生活習慣の改善に繋がり、健康と生活の質の向上に貢献します。小川クリニックとしては、皆さんが健康的な選択をすることを全力でサポートしてまいります。健康に関する選択は、個人の生活の質に直接影響を与えるものです。ですので、科学的根拠に基づき、皆さんがより良い選択をするお手伝いをさせていただくことを、私たちの使命としています。

どうぞよろしくお願いいたします。