院長ブログ

健康講座290 ファイザーコロナウイルスワクチン 心筋炎の危険度

 みなさんどうもこんにちは。

小川糖尿病内科クリニックでございます。内容が一部重複しますが、大事な情報なので繰り返します。

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンBNT162b2(Pfizer-BioNTech製)の接種は、ほとんどの重要な有害事象のリスク増大とは関連しておらず、ワクチン接種と心筋炎の過剰リスクとの関連は認められたが(10万人当たり1~5件)、これら心筋炎を含めた重篤有害事象リスクは、SARS-CoV-2感染後のほうが大幅な増大が認められたのです。イ

 研究グループは、イスラエルで最大の医療保険組織のデータを用い、BNT162b2ワクチン接種を受けた人(接種群)、ならびにワクチン接種者と人口統計学的および臨床的特徴をマッチングさせたワクチン未接種者(対照群)を対象として、BNT162b2ワクチンの安全性を評価したのです。

 臨床的に重要な短期および中期の潜在的な有害事象(発熱、倦怠感、局所注射部位反応などの軽度の有害事象は含まない)について、、SARS-CoV-2感染者と非感染者をマッチさせ、同様の解析を行いました。

心筋炎リスク、ワクチン接種vs.未接種群は約3倍、感染者vs.非感染者では約18倍でございます。

原著